最近野宿に挑戦する機会がありました。今回はその体験について書きます。
野宿のきっかけ
過去に『野宿入門』という本を読んだことがあり、手軽に非日常体験ができる野宿に興味を持っていました。週末に居候している知人の部屋にお客さんが来るということで、一晩は野宿で乗り切ろうと思い野宿を決意しました。
場所選び
初の野宿ということで心配もあったため、最悪耐えられなかった場合、知人の家に帰れるよう家から歩いていける範囲で探しました。公園なども検討しましたが虫がいそうだったため、高速道路の高架下に決定しました。高架下には私の他にもホームレスのような方が寝ていたため、野宿の場所として比較的適しているのかもしれないと思いました。
高架下の中でもいくつかスポットがあり、初めはちょっとした運動スペースの近くに寝ていました。しかし、通りを挟んでアパートがあるなど人通りがあり通行人に見られるのが気になる、電灯が近く明るく眩しいことから、別の場所を探すことにしました。
最終的には同じ高架下でも街灯が少なく、人通りも少ないコンクリートのスペースにしました。ホームレスの方も3人ほど野宿していたため、少し距離を置いて寝てみることにしました。ホームレスの方には布団を被って寝ている人もいれば、石にそのまま寝ている人などもいましたがみなさん熟睡されていました。人間は慣れればどんな環境でも寝れるようになるのでしょうか。。
使用したアイテム
今回は以下のアイテムを持っていきました。
- 寝袋
- レジャーシート
- タオル
- クッション
- 耳栓
- アイマスク
- 飲み物
- 小銭
- スマホ
- 歯ブラシ
感想
正直野宿はとてもきつかったです。理由としては
- シートはあるもののほぼコンクリートに寝るため体が(特にお尻)痛い
- 耳栓をしていても車の音がうるさい
- 蚊やゴキブリなどの生き物がいる
- 虫対策で寝袋に入るも暑すぎる
- 夜遅くても意外と人がいて足音が気になる
- 街灯があるので結構明るい
- 誰かが来るかもしれないという危機感からなぜか歯を食いしばってしまう
など睡眠を阻害する要因が多かったからです。3時間ほど滞在して1時間ほどは睡眠することができましたが、これ以上滞在するのはきついと思い結局帰宅しました。
唯一良かった点は、外での歯磨きがとても気持ちよかったことです。近くに公園があったので水道を借りて歯磨きしましたが、普段とは違う爽快感を得ることができました。
改善点
快適な野宿をするために、先ほど挙げた野宿で大変だったポイントを解消する対策を考えてみました。
- 地面が硬く体が痛い問題
→段ボールやクッション性のあるシートを敷く - 騒音
→音を無にするのは難しいため、イヤホンで音楽を流す - 虫対策
→防虫のシーツを使用又は地面から遠いベンチなど虫が少ない所で寝る - 人の気配
→人が少ない公園の芝生などを野宿先に選ぶ
これらの対策をとることで少しは快適に寝られそうです。
まとめ
今回初めて野宿をしてみて、想像していたより過酷だとわかりました。毎日屋根の上で快適な気温の下寝ることができるのがいかに幸せかを実感することができました。ただ、野宿のスキルを身につけることができれば、行動範囲が広がったり、終電を逃したり、旅先でホテルが見つからないといったシーンでも困ることがなくなるので、是非身につけたいスキルだと思いました。いつか再チャレンジしたいと思います。
それまでに再度『野宿入門』を読んで復習するつもりです。
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